【町中に佇む】BIWAKOビエンナーレで歴史とアートを見る
彦根は城下町なだけあって、歩いてみると町家や長屋が残っているまちです。
見渡すと古民家を改装したお店や、長屋を住居にしたりと様々な形で昔ながらの家屋が現存しています。
そういった建築物の保存と継承の方法をアートに見出そうとする試みが
BIWAKOビエンナーレです。
「袋町」と呼ばれたここは、その昔は遊郭が立ち並ぶ場所だったそうです。
戦後で数は大分減ってしまったそうですが、その後も飲み屋街となり、
今でも江戸の雰囲気と昭和のレトロな街並みが混ざった風景が残っています。
>
表を見るとたしかに長屋。中はお隣の物件とで区切られているので
遊郭?という程には広くありませんが、微かに歴史背景を感じます。
そんな場所を部屋全体を覆うようにあるアート作品。不思議な空間です。
二階へ上がる階段。この急な作りを見ると”昔のもの”だと感じられます。
上にも作品が展示してあります。
2人の作家さんによるコラボレーション作品。
搬入の時もこちらにお手伝いさせていただきましたが、完成品を見ると圧倒されます。
場所に沿った作品を展示しているので、ぜひ作品と空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
こちらは足軽屋敷が立ち並ぶ芹橋二丁目の地域。
ここの展示会場となっている住宅も足軽屋敷です。
なんと、こちら賃貸物件です!見学したい方は、ぜひご相談ください。
お庭付きの平屋です。襖の柄がなんともお洒落。
そんな中に立ち並ぶ作品たち。
昔ながらの空間に何を想うのか……
ちなみにこの作品、繊維強化プラスチック(FRP)で出来ているんです!(お風呂の浴槽などに使われる素材)
作品にはキャプションが置いてあるので、そういった所も見るととおもしろいです。
作品はもちろん、建物にも少し目を向けてみると新しい発見が出てくると思います。
展示されている会場は町中を点在しているので、まち歩きも楽しんでみてください。
普段見られないような場所や景色があると思います。
分からないことがあれば、お気軽に総合受付や会場の受付の人に声を掛けてくださいね。